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2019.07.04

WING

ANAグループ、新たなユニバーサルサービスを導入

補助が必要な利用者の情報連携で予約がスムーズに

 全日本空輸(ANA)は7月1日、ANAグループが7月以降に新たな「ユニバーサルなサービス」の提供を開始すると発表した。ANAグループでは、空港や機内に車いすや歩行車の導入をはじめ、空港カウンターやラウンジにローカウンターを導入する等、各種「ユニバーサルなサービス」をすでに導入しているところ。
 今回新たに提供するサービスとして、ANAグループでは補助が必要な利用者の情報の連携する仕組みを構築した。従来、補助が必要な利用者は予約時に毎回電話で必要な補助内容を申告していたが、今後はあらかじめANAマイレージクラブ会員情報に登録した情報を確認することでスムーズに予約手続きが完了するようになるというもので、7月1日から受付を開始している。また、歩行状況や車いすの情報等は、ANAウェブサイトでの国際線予約時に自動的に連携するようになる。これについては、国内線予約情報についても自動的に連携できるように準備を進めていくとのことだ。
 また、座位を保つことが困難な利用者に貸し出す上体固定用補助具をリニューアルし、より様々な体格の利用者が安心して利用できるように機能性や快適性、デザイン性を向上した。このリニューアルした補助具は、10月1日から導入する予定だ。さらに、手荷物として預ける際の車いす保護ケース・カバーを開発しており、これは今年秋頃から運用を開始する予定となっている。

 

※写真=リニューアルした補助具の新型サポートベルト(提供:ANA)

※写真=新型のアシストシート(左がLサイズ、右がMサイズ)(提供:ANA)

※写真=車いす保護カバーとハードケース(提供:ANA)