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2019.07.04

WING

スカイチーム、旅行会社との関係強化で新施策

旅行会社39社・78人をアンバサダーに認定

 航空連合のスカイチームは日本の旅行会社との関係強化を図るための新たな取り組みをスタートした。旅行会社39社のスタッフを「スカイチーム・アンバサダー」として任命し、スカイチームに関する顧客への情報発信やスカイチーム加盟航空会社への意見や提案などを積極的に行ってもらい、日本地区におけるスカイチームの利用促進に向けて活動を展開していく。初代アンバサダーとして78人を任命。7月11日に都内で任命式を行った。
 スカイチームは2000年に発足した航空連合。現在はデルタ航空、アエロメヒコ航空、エールフランス航空、KLMオランダ航空、大韓航空、アエロフロート・ロシア航空、ガルーダ・インドネシア航空、アリタリア-イタリア航空、ベトナム航空、チャイナ エアライン、中国東方航空、厦門航空、チェコ航空、アルゼンチン航空、エア・ヨーロッパ、タロム航空、ケニア航空、サウディア、ミドル・イースト航空の19社が加盟している。就航都市は世界175カ国、1150都市となっている。
 日本では、直行便を就航している航空会社が中心となり、各社が一体となってセミナーを開催したり、旅行会社のスタッフを対象とした空港見学会など、さまざまなイベントを実施し、日本市場におけるスカイチーム加盟航空会社の認知度拡大に向けた取り組みを展開してきた。
 スカイチームは来年発足から20周年という節目を迎える。そうした中で、日本の旅行会社との連携をより一層深めるために新たなコミュニケーションチャンネルを用意していく必要があると判断。今回のアンバサダープログラムを導入することとした。
 アンバサダーの選定にあたっては各航空会社が、世界全方面向けの旅行商品や業務渡航を扱っている旅行会社を対象にピックアップを行い、各企業から希望者を2人ずつ募った。初代アンバサダーは全国39の企業から78人を選定した。

 

アンバサダーを通じ、加盟航空会社の情報発信強化
3カ月ごとに定期会合実施、緊密な情報交換を展開