記事検索はこちらで→
2019.07.03

WING

岩屋防相、日米安保はアジア太平洋の平和の礎

米国と機会あるごとに確認、片務的には当たらず

 

 岩屋毅防衛大臣は7月2日の閣議後会見で、ドナルド・トランプ米大統領が発言した“日米安保条約が不公平な合意”に関する考え方として、機会あるごとに日米同盟が「アジア太平洋地域における平和、繁栄および自由の礎であると確認されている」と話し、片務的とする見方には当てはまらないとした。
 6月末に大阪でG20が開かれ、安倍晋三内閣総理大臣はトランプ米大統領をはじめ、世界各国の首脳と会談を開いた。このときの日米首脳会談では、日米安保が片務的だといった発言はなかったが、29日のトランプ大統領の会見で“不公平”発言があった。その上で岩屋大臣は、日米安保条約第6条に基づいて日本が米軍へ基地を供用していること、さらには2017年2月の日米共同声明で、同盟がアジア太平洋地域の礎であることが確認されていると説明。続けて、平和安全法制の整備による役割拡大、米同盟国の中で最も高い割合での駐留軍経費負担について話し、“不公平”ではないことを強調した。