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2019.07.03

ウイングトラベル

日立トラベルビューローの株式70%を譲渡  

日立物流、BTMに強み持つBCDグループに

 日立物流は、連結100%子会社の日立トラベルビューロー(HTB)の株式70%を、BCD Travel Asia B.V. (BCD)に譲渡することを決議し、7月1日に株式譲渡契約を締結した。これにより、日立トラベルビューローの出資比率はBCDグループが70%、日立物流が30%となった。
 日立物流グループは、中期経営計画「LOGISTEED2021」の重点施策の一つとして、「強固なコア領域構築のためのポートフォリオ戦略の実行」を掲げており、その一環として日立トラベルビューローの株式譲渡を決めた。
 また、日立トラベルビューローの手掛けるBTM市場は、グローバル化の進展に伴い海外での成長が大きく期待されており、同社が培ってきた企業向けサービスノウハウと、グローバルBTMマーケットに強みを持つBCDグループの基盤やサービスラインナップを融合させることで、さらなる事業拡大を図れると判断した。

 

 「日立旅行券」の取扱終了、未使用券は払戻

 これに伴い、日立トラベルビューローは、「日立旅行券」の取扱いを6月28日に終了した。未使用の「日立旅行券」は、7月1日〜11月29日までの期間中に払い戻す。未使用の「日立旅行券」を保有する顧客は、11月29日の消印有効で、同社まで「払戻金銀行振込依頼書」と未使用の「日立旅行券」を郵送するよう呼びかけている。確認の上で後日銀行口座に払い戻すとし、郵送代や振込手数料も同社が負担するとしている。