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2019.07.01

WING

ANA、「Universal MaaS」の産官学共同プロジェクトを開始

京急らと連携し、新たな移動体験の創出目指す

 全日本空輸(ANA)と京浜急行電鉄、横須賀市、横浜国立大学の4者は6月27日、ユニバーサルデザインに基づく総合的な移動サービス「Universal MaaS」の産官学共同プロジェクトを開始すると発表した。
 このプロジェクトは、これまで個別に移動サービスを提供してきた各事業者が連携。ANAがプロジェクトリーダーとなって、ユニバーサルデザインの発想で包括的な移動サービスを利用者に提供し、新たな移動体験の創出を目指すというもの。
 ANA広報は、プロジェクトで提供する包括的な移動サービスの例として、これまで車いすの人が目的地へ公共交通機関を用いて移動するには、交通事業者等に個別に連絡していたが、こうした情報の事業者間での共有を円滑に行えるようにするといった例を挙げて、各事業者の従業員が求める情報の内容検証や共有方法の検討すると話す。また利用者の特性にあった移動サービスの提案や、移動するきっかけとなる様な情報提供も検討するとのこと。