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2019.04.24

WING

世界9機関が737MAXで合同調査、JCABも参加

4月29日開始、FAA「作業は約90日要する」

 米連邦航空局(FAA)は、来る4月29日から、世界の9つの航空当局で構成する調査チームが、737MAXのテクニカル・レビューを開始することを発表した。この合同調査チームは737MAXの自動飛行制御装置を検証することにしており、検証作業についてFAAは、およそ90日間を要するとの見通しを明らかにした。ちなみに合同調査地オームには、日本の航空局(JCAB)もメンバーとして加わる予定だ。
 FAAによれば、この合同調査チームはFAAが4月初旬に設置したもので、FAAや日本の航空局のほか、欧州航空安全庁(EASA)、オーストラリア当局(CASA)、ブラジル当局(ANAC)、カナダ当局(TCCA)、中国当局(CAAC)、インドネシア当局(DGCA)、シンガポール当局(CAAS)、UAE当局(UAE GCAA)が参加する。
 また、合同調査チームを率いることになるのは、米国国家運輸安全委員会のクリストファー・ハート委員長。米国からはFAAやNASAといった関連組織から、専門家が集う。

※写真=737MAXの自動飛行制御装置などの検証作業で世界9機関の合同チーム。4月29日に開始する検証は約90日を要する見通しだ