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2019.04.23

WING

レイセオン、ロッキードが次期航空管制監視レーダーで協力

多省庁横断のSENSRプログラムの受注を目指す

 レイセオンとロッキード・マーティンは先頃、米国の多省庁横断次期航空管制監視レーダー計画SENSR(Spectrum Efficient National Surveillance Radar)の契約獲得のため協力することで合意したことを明らかにした。SENSRは老朽化したアメリカの航空管制監視レーダーを近代化するもので、FAA(連邦航空局)、DoD(国防総省)、DHS(国土安全保障省)を含む多省庁にわたる一つのプログラムとなっている。
 SENSRは現用の航空交通監視レーダーをより少ない台数で、より先進的な多用途レーダーシステムに換装するもので、商業用に無線周波数帯が解除される。SENSRはさらに安全性、商業産業の有効性、航空交通管制、本土安全保証、国家安全保障を実行する。この統合化の努力は大きな周波数帯の自由化をもたらし、アメリカは迅速に5G能力の実施に向けて動くことになる。

 

※画像=SENSRはNOAAを含め4省庁の共同プロジェクトで、航空交通管制、航空交通監視、気象観測など多様なミッションをカバーする(提供:レイセオン)