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2019.04.04

WING

秋田県・市が陸型イージス配備調査で申入れ

科学的根拠やリスク説明、検証の時間確保も

 秋田県および秋田市は、防衛省がイージス・アショアの配備候補地として調査・研究を進めるが、このほど地元自治体として申入れを行った。求めたのは、配備に関する必要性や合理性の科学的根拠。さらには、代替地の検討状況や、テロなどへのリスク、電波影響など。また、検証のための時間確保や、地元理解を尊重するよう、改めて求めた。
 県および市では、これまで防衛省による住民説明が行われたものの、地元の懸念や不安が解消されず、十分に理解が進んだといえる状況に至っていないとした。イージス・アショアは防衛用とはいえ、国内で初めて弾道ミサイル防衛用の装備品を陸上へ固定して運用する国内初の事例であるため、地域の安全と安心の対策を最大限考慮した上で、検討などを進めるべきだとして、防衛省へ提言した。