エアバス、独にA320/A330専用の客室CDCエリア

既存CDC拡張、名称をAirspace CDCに改称

　エアバスは4月1日(ハンブルク現地時間)、カスタマー・デフィニション・センター(CDC)を拡張し、新たにA320、A

330プログラム向け専用の客室カスタマイズエリアを開設したことを発表した。CDCは顧客が自社の客室の様々な内装を選定するセンターで、エアバスが提案する様々な仕様を選択することができる。ハンブルクのCDCはA350XWB用の客室カスタマイズ施設として2014年に開設していたが、新たにA320およびA330に関しても、様々な客室仕様を選択することができるようにする。
　エアバスによれば、CDCはエアバスの革新的客室「Airspace」を導入したことで、Airspaceカスタマー・デフィニション・センターと改称した。
　エアバスは2017年にCDCの拡張工事が決定しており、隣接するハンガーを改修することで既存のCDC施設を拡張。完成した新しい施設は二階建て構造となっており、合計約4500平方メートルの面積を有している。新CDCには顧客仕様のモックアップエリアや、VR技術を活用できる会議室を設置しているという。

※画像＝ドイツ・ハンブルクにA320とA330用のCDCエリアを開設した（提供：エアバス）

※画像＝フロアプロジェクションシステム（提供：エアバス）