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2024.06.10

【潮流】若者の海外旅行に国際観光旅客税活用

 日本観光振興協会(日観振)の会長に三井不動産代表取締役会長の菰田正信氏が就任した。味の素会長の山口範雄氏、三菱電機会長の山西健一郎氏に続き、大手企業の会長が三代続いて日観振の会長に就任した。
 菰田氏は新会長就任に当たりツーリズム産業について、「わが国の基幹産業となるポテンシャルのある総合産業であり、重要かつ数少ない成長産業の一つ」と指摘。自身の観光産業との関係について「三井不動産も全国で1万3000室のホテルを運営しており、コロナ禍では500億円を超える損失を計上した。そういう意味ではコロナ禍の痛みを共有できている」と観光産業関係者と同様にコロナ禍での未曾有な経験をしていることを強調した。また、菰田氏は経団連で観光委員長を務めており、その経験も日観振の運営に活かしていきたいと語った。