浜田大臣、レーダー照射など懸案「精力的に協議」

　再発防止策など協議加速、解決時期明かさず

　浜田靖一防衛大臣は6月6日の閣議後会見で、韓国防衛当局との懸案の解決について、双方とも率直に議論を行っていく姿勢があるとして、「韓国側と緊密に意思疎通を図り、懸案の解決に向けて協議を加速化し、精力的に取り組んでいく」と述べた。
　日韓の防衛当局間にある懸案とは、韓国艦艇によるP-1哨戒機へのレーダー照射問題など。同事案を機に関係が急速に冷え込み、韓国の前政権が軍事情報包括保護協定（GSOMIA）の破棄に言及するなど日韓関係に様々な影響が生じた。それが現在の尹政権に代わって日韓関係が正常化しつつある中、6月4日にシンガポールで開かれた日韓防衛相会談で、再発防止策を含めた協議を加速することで一致した。