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2023.06.01

WING

世界の航空貨物需要、ペース緩むも減少止まらず

 キャパシティは3年ぶりにコロナ前超えを記録

 世界の航空貨物需要の減速が止まらない。国際航空運送協会(IATA)がまとめた今年4月の世界の航空貨物市場のデータによれば、航空貨物需要を表すCTKの値は、前年同月比6.6%減となった。このうち国際貨物のCTKは7%減だった。IATAは、航空貨物需要は引き続き、緩やかに減少しているとした。
 需要が減退している一方で、貨物スペースの供給量は改善が進んでいる。貨物スペースのキャパシティを示すACTKは、2022年4月に比べ13.4%の大幅増となった。これは2019年4月と比較しても3.2%増となり、3年ぶりにコロナ前のキャパシティを上回ったことになる。

※この記事の概要
・先行き不透明感も先行指標には明るい兆しも? 
・地域別の航空貨物市場動向  
など