記事検索はこちらで→
2023.05.30

WING

防衛大臣が北朝鮮の弾道ミサイル破壊措置命令発出

 衛星と称したミサイル、日本へ落下なら対処

 防衛省は5月29日、浜田靖一防衛大臣から部隊などに対して、北朝鮮が発射する弾道ミサイルなどに対する破壊措置について、自衛隊行動命令を発出した。この命令は、同日に北朝鮮が「衛星」発射に当たり、黄海、東シナ海、フィリピン東方太平洋に危険区域設定を通報したため発出したということで、衛星と称した弾道ミサイル発射の可能性があるとして警戒する。
 北朝鮮では、5月31日0時から6月11日0時までの期間で通報しており、自衛隊では日米間で緊密な連携を図りながら、自衛隊法に基づく緊急対処要領によって、事態が急変して日本へ弾道ミサイルなどが飛来する場合、日本領域へ落下することが確認された弾道ミサイル等へ破壊措置を実施するとしている。