★和田観光庁長官、ポストコロナへ戦略的な準備

　感染再拡大も観光による地域活性化への重要性不変

　
　観光庁の和田浩一長官は1月19日の業界紙会見で、オミクロン株の流行で新型コロナウイルスの再拡大で観光業への影響が長期化する中で「ポストコロナにおいて観光事業者には重要な役割を担ってもらわなければならないと考えている」と述べた上で事業の継続と雇用維持に向けた取り組みについて「引き続き全力で支援する」と強調した。さらに「観光は成長戦略で地方創生の切り札。また、海外との交流人口拡大で地域活性化を図るという重要性はまったく変わることはない」と述べ、ポストコロナに向けた戦略的な準備を積極的に推進していく方針を示した。
　ただ、訪日インバウンドの今後の動向や中長期的な政策に関しては「現段階ではなかなか見通しづらいことから、感染状況が落ち着いて議論できる状況になってから、政府目標の見直しの是非も含めて検討していきたい」という考えを示した。