記事検索はこちらで→
2021.07.27

ウイングトラベル

★ヨーロッパ旅行に新たなインフラと自由度提供

 ランドクルーズJTB、年末か来春に運行再開へ

 JTB欧州グループ本社の鈴木執行役員に聞く【前編】

 ツアーグランプリ2021で国土交通大臣賞を受賞した「ランドクルーズJTB」。ヨーロッパ旅行はこれまで団体旅行か個人旅行の二者択一だったが、1名から運行する日本語ガイド付きの現地発着周遊バスをヨーロッパ域内に広く走らせることで、都市部はもとより地方への旅行をより自由に気軽に楽しめるようにした。コロナ禍で2020年度は催行できなかったが、来る8月13日には欧州在住の駐在員や日本人向けに、スペインのバスク地方を巡る3泊4日のツアーを実施。日本マーケット向けには年末または来春からの運行再開に向けて準備を進めており、再開初年度はコロナ前の19年度実績の3000名以上の集客をめざす。
 とくにランドクルーズはJTBだけの商品ではなく、ヨーロッパ旅行の共通インフラとして広く活用してほしい考えだ。他社チャネルを通じたBtoBでの商品化や販売を働きかけていくほか、SNSでの情報発信を強化しており、BtoBtoC、BtoCを通じた一般向けの販売も行っていく方針だ。
 現地で事業開発の責任者をつとめるJTB欧州グループ本社の鈴木浩之介執行役員事業開発統括に、ランドクルーズの今後の展開や、7月1日よりデジタルヘルスパスの運用が始まったヨーロッパ域内の人流の動向などについてオンラインインタビューした。2回にわたり詳報する(聞き手=印南有理本紙編集長)。

 

※写真=JTB欧州グループ本社の鈴木浩之介執行役員事業開発統括

 

 

 

 

※写真=ランドクルーズでヨーロッパを旅する

お試し価格で公開中です