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2021.07.26

ウイングトラベル

★ワクチン接種証明書、国際交流再開の一歩

 JATA志村理事長、早期のデジタル化実現を

 日本旅行業協会(JATA)の志村格理事長は7月21日に開催した定例会見で、26日から申請受付がスタートする海外渡航者向けの新型コロナワクチン接種証明書について「国際交流再開の第一歩として大きな期待を寄せている」と述べるとともに、海外で運用されている証明書アプリなどとの連携を図る上で「早期のデジタル化を実現させてもらいたい」と要望した。また、国内旅行への活用に関しては「専門的な議論が必要だ」と前置きした上で「旅行代金の割引など経済的なメリットの享受や移動の自由を拡大することができるような流れになってくれると良い」という考えを示した。
 志村理事長はワクチン接種証明書の運用開始については「非常に意義深いことである」と述べた上で、「スタートの段階は紙による証明書の発行となる。ただ、国際的に使用されているIATAトラベルパスやコモンパスといったデジタル証明書アプリとの連携を図っていくことに加え、持ち運びや不正防止といった観点からできるだけ早くデジタル化への対応を行ってもらいたい」と要望した。

 

 国内活用、移動の緩和や経済的メリットを
 感染拡大防止策など専門的な議論も必要

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