ウイングトラベル
★NAA田村社長、コロナ禍長期化「年内厳しい」
ワクチン接種進む年明けの航空需要回復期待
成田国際空港会社(NAA)の田村明比古社長は4月22日の定例会見で、長期化する新型コロナウイルス感染症の影響について、航空業界にとって「年内いっぱいは厳しい状況が続くのではないか」と、自身の見解を述べた。これは、ワクチン接種が進む国では徐々に日常を取り戻す動きが出てきている一方、日本国内ではようやく接種に向けて動き出している状況を踏まえて説明したもの。航空需要が回復に向かうようになるのは、国内でも多くの人がワクチンを接種できるようになる来年以降になる考えだ。
田村社長は、感染症の影響が顕在化し始めた2020年1・2月ごろを振り返り「ここまで大規模かつ長期化するとは、予想できなかった」と話した。ただし時間の経過とともに長期化の様相が予測できるようになり、NAAでは厳しい状況が続いても対応できる体制を整えてきたとした。
※写真=成田国際空港会社の田村明比古社長