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2021.04.23

ウイングトラベル

★ハワイ州観光局、SDGsテーマにフォーラム開催

 ハワイ州の取り組みや観光戦略、トレンド紹介

 ハワイ州観光局(HTJ)は、第2回目となる「ハワイ・ツーリズム・フォーラム」をオンラインで開催した。今回は「SDGsとハワイ州」をテーマに、SDGsを意識した観光戦略や今後のトレンド、またハワイ州や各企業の取り組みなどを伝えた。SDGs(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)は、2015年に国連が定めたもので、環境や社会、経済など多岐にわたる具体的な17の目標が設定されている。
まず基調講演として、インバウンド向けのメディアやコンサルティングを展開する株式会社やまとごころ代表取締役村山慶輔氏が「観光とSDGs」をテーマにプレゼンテーションを行った。村山氏は「コロナ後の観光は形を変えたものになる」と指摘。その背景に、「三密」や混雑を避ける、またサステナブルへの意識の高まりなど、旅行者のニーズの変化、一方受け入れ側となる観光地や地域社会でも、少人数や地域を尊重した旅行を求めるという双方でのニーズの変化があるとし、観光再生の鍵としてのSDGsの重要性を強調した。
 続いて世界各国や自治体の具体例を挙げながら、世界の潮流と観光客のニーズの変化、持続可能な地域の観光戦略の3つに分けて説明。まず世界の潮流として、「マイクロツーリズム」(地元の再発見)、「量から質へ」(数値目標から経済効果や住民意識、環境への配慮などを重視)、「観光DX(デジタル・トランスフォーメーション)」(オンライン化)、「SDGs×ツーリズム」(SDGsを意識した観光政策)の4つがあると紹介。

 

※「マラマハワイ」ウェブサイト
https://www.allhawaii.jp/malamahawaii

 

※写真=ハワイ州観光局日本局長ミツエ・ヴァーレイ氏
http://jwing.net/t-daily/pict2021/2104/0422HTJ01-w.jpg