記事検索はこちらで→
2021.03.16

WING

ロールス・ロイス、バーティカルエアロUAMに電動システム供給へ

電動推進システムアーキテクチャや電気推進ユニットなど担当

 ロールス・ロイスが開発する電動推進システムが、バーティカル・エアロスペースの都市型航空交通システム(UAM)に採用された。ロールス・ロイスによれば、同社が開発する電動システムは2024年に認証取得予定の有人電動垂直離着陸機(eVTOL)に搭載され、最大4人の乗客を乗せて時速200マイル(約時速320キロ)以上の巡航することを可能にするという。
 UAM用の電動推進システムの開発を手掛けるロールス・ロイス・エレクトリカルにとって、今回のバーティカル・エアロスペースとの提携は、UAM市場での初の商業的合意。ロールス・ロイスは、電気推進システム全体のシステムアーキテクチャ、100kWクラスの電気推進ユニットを含む電力システム、操縦をサポートする配電および電力監視システムを設計する。
 ロールス・ロイス・エレクトリカルでディレクターを務めているロブ・ワトソン氏はバーティカル・エアロスペースのeVTOLに対して電動システムを供給することで合意したことを喜びつつ、「新しい都市型航空交通市場は都市から都市へ人や貨物を移動する方法を変革する可能性を秘めるものだ」との認識を示しながら、「今回の素晴らしい提携は、ロールス・ロイスが、この市場において、持続可能な全電源システムのリーディングサプライヤーになるという意気込みを反映するものだ」と強調した。
 一方、バーティカル・エアロスペースのマイケル・サルヴェンカ最高経営責任者(CEO)は・・・・・・・。

※画像=バーティカル・エアロスペースが開発を進めるUAMのイメージ(提供:ロールス・ロイス、バーティカル・エアロスペース)