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2021.01.18

ウイングトラベル

★雇用調整助成金計上、上場599社で2400億円強

 受給額上位は交通や百貨店、社数は製造や小売多く

 東京商工リサーチ(TSR)が実施した上場企業による「雇用調整助成金」の利用状況調査によると、特例措置が始まった昨年4月から11月までに雇用調整助成金を計上または申請した上場企業は599社、計上額の合計は2414億5420万円にのぼった。599社とは、全上場企業3826社のうち15.6%が雇用調整助成金を活用したことになる。受給額の上位は、コロナ禍で利用者数が激減した交通インフラ関連や、インバウンド消失や休業などで打撃を受けた百貨店などが並び、新型コロナウイルスの感染拡大で減収が続く企業の苦境が浮き彫りとなった。

 

※写真=上場企業の雇用調整助成金の計上額別の内訳(TSR調べ)