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藻類光合成の「ブレーキ」解明、新タンパク質CBP1発見
バイオ燃料研究が前進、省エネ型藻類育種の道開く
京都大学大学院生命科学研究科の山野隆志准教授、理化学研究所の嶋村大亮特別研究員らを中心とする共同研究グループが、微細藻類が光合成に用いるCO2濃縮機構(CCM)を、高CO2環境下で抑制する新規タンパク質「CBP1」を発見することに成功した。
共同研究グループではこの成果により、「藻類が環境に応じて『アクセル』と『ブレーキ』を使い分ける精巧な省エネ生存戦略を明らかにした」と、その成果を強調。「火力発電所や工場の排ガスなどの高濃度 CO2を利用した藻類バイオ燃料生産やカーボンリサイクル技術において、エネルギー効率を最大化する 省エネ型藻類の育種の道を開く」としたほか、「余剰エネルギーを油脂・デンプンなどの有用物質生産へ転換できる可能性がある」とした。
