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2026.02.05

WING

三菱重工第3四半期、事業利益が25.5%増の3012億円

 受注高が3Q累計で過去最高、防衛・宇宙等が寄与

 三菱重工業が2月4日に発表した2025年度第3四半期決算によると、売上収益は前年同期比9.2%増加した3兆3269億円となった。エナジー、プラント・インフラ、そして航空・防衛・宇宙3セグメントで前年同期比増収を記録。事業別ではガスタービンコンバインドサイクル(GTCC)および防衛・宇宙の売上収益が大きく伸びた。事業利益は25.5%増益の3012億円、四半期利益は29.5%増加した2179億円と、大幅な増収増益を記録した。受注高も13%増加した5兆291億円となり、第3四半期累計としては過去最高となった。受注残高も前年度末から約2兆円積み上がっているという。同日、三菱重工業の西尾浩最高財務責任者(CFO)が決算会見に臨んだ。
 第3四半期累計で過去最高の受注高を記録しているが、その大きな要因はエナジーセグメントの受注が大幅に増加したため。一方、航空・防衛・宇宙セグメントは、前年度に複数の大型案件を獲得した反動で減少した。ただ、西尾CFOは同セグメントにおいても、「引き続き高水準の受注高を確保している」と説明し、堅調に推移していることを強調した。
 なお、三菱重工業は足元の業績などを踏まえ、通期の業績見通しを上方修正した。売上収益は前回予想と同じ4兆8000億円に据え置いた一方、事業利益は200億円増の4100億円に、当期純利益も300億円増の2600億円に上方修正した。受注高に関しても6000億円増える6兆7000億円に引き上げた。

※この記事の概要
・航空・防衛・宇宙は増収増益
 防衛の工事進捗順調、民間機も納入増
・中国の希土類対日輸出規制の長期化に警戒感
・好調な防衛事業、来年度も同等規模受注か  など