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2026.01.05

ウイングトラベル

★HIS、25年11月の旅行総取扱額、11.0%増307.3億円

 海外旅行13.0%増、ハワイ・ミクロネシア12.3%増

 

 エイチ・アイ・エス(HIS)が発表した2025年11月のグループ6社の旅行総取扱高は前年同月比11.0%増の307億3100万円となった。海外旅行が13.0%増の246億7100万円、国内旅行が4.0%増の46億3600万円、訪日旅行が0.9%増の14億2400万円となった。
 海外旅行は「HISブラックフライデー」キャンペーンを通じて間際出発を含めた需要喚起に注力した。取扱高に関しては欧州・中近東・アフリカ方面が29.5%増となった。特に添乗員同行ツアーは52.4%増と大幅な伸びとなった。また、ハワイ・ミクロネシア方面が12.3%増と堅調に推移した。このうち、ハワイでは円安に伴う現地支出の抑制ニーズから、観光や食事が旅費に含まれた商品を選択する動きが顕著となったほか、大人同士の「母娘旅」などの需要が伸張し、取扱高が9.7%増となった。
 国内旅行は冬のイルミネーションが盛況なハウステンボスを筆頭に長崎県を含む九州エリア全体が21.9%増と伸長し、全体をけん引した。また、バスツアーに関しては高付加価値な体験型商品の提供などに注力。取扱高が8.5%増となった。
 訪日旅行は北米からの団体旅行による「体験型シリーズツアー」の受客が好調に推移したことなどにより29.7%増となった。また、FITに関しては東南アジアや欧米のOTAを中心に流通を強化し、取扱高の積み上げに寄与した。

 

 海外拠点の旅行総取扱額は2.4%増の243億円に

 

 一方、HIS海外現地法人31社と海外子会社4部ブランドによる旅行総取扱高は前年同月比2.4%増の243億700万円となった。海外インバウンドが9.9%増の110億3200万円となった。一方で海外アウトバウンドの取扱高は3.1%減の132億7400万円となった。
 海外インバウンドは東アジアが香港ディズニーランド・リゾートのパッケージ商品の早期取り込みなどが寄与し5.0%増となったほか、英国ではロンドンでのMICE案件の受注に加え、日本市場向けの積極的な媒体露出により添乗員同行ツアーの受客が好調に推移した。
 海外アウトバウンドは、タイで現地在住日本人に向けた「チェンマイ・コムローイ祭り」のパッケージツアー販売が好調に推移し15.3%増の取扱高となったほか、カナダも米国旅行は引き続き低迷しているものの、カリブ海地域やメキシコへの需要取り込みなどにより6.9%増となった。ただ、海外アウトバウンド取扱高の構成比で約1割を担っていたトルコ法人はアウトバウンド事業の縮小に伴い、取扱高が13.8%減と大きく減らすこととなった点が響いた。