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陸幕長、LFJ基調講演で「ランドパワー」の可能性提示
進化する戦争様相の中で陸上戦力の本質と進化を再定義
陸上自衛隊の荒井正芳陸上幕僚長は12月17日、陸上防衛力整備などに関する取組を共有し、関係者との交流を促進するイベント「ランドパワー・フォーラム・インジャパン(LFJ)」で基調講演に登壇し、「インド太平洋地域の平和と安定のためのランドパワーの可能性」をテーマに、現代の安全保障環境と戦い方の変化を踏まえながら、陸上戦力が果たすべき役割と将来像について考えを示した。荒井陸幕長は冒頭、国際安全保障環境が「非常に厳しさを増している」との認識を示し、国際情勢の変化や脅威の増大を背景に、「産官学および同盟国・同志国との連携を一層強化し、日本の防衛体制、ひいてはインド太平洋地域の平和と安定を構築していく必要がある」と述べた。その上で、参加者に対し、フォーラムや関連行事を通じた関係構築を訴えた。
