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2025.12.05

ウイングトラベル

★スペイン、来年日本人60万人目標、コロナ前水準に

持続可能な観光を推進、ブランド再構築図る

 

 スペイン大使館観光部はこのほど、旅行業界関係者を対象とした年末懇親会を開催した。懇親会の場で、駐日スペイン大使館(日本・韓国・台湾)のエンリケ・ルイス観光参事官が2026年の日本人訪問者数目標を60万人に設定することを明らかにした。また、日本人旅行者の滞在日数を平均7泊以上とすることに照準を定め、ガストロノミーや宿泊、体験プログラムの推進を通じた消費額の拡大も目指していく考えも示した。
 日本市場の実績については、2024年の訪問者数が40万9959人と、コロナ前の65%まで回復。一方で、一人当たりの消費額は2871ユーロ、一日当たり平均消費額は439ユーロと、金額ベースでは87%の水準まで戻っている。2025年は1~8月で前年比約7.4%増と好調に推移しており、「日本マーケットは戦略的な重要性がある」と強調した。

 

※写真=懇親会であいさつした駐日スペイン大使館のエンリケ・ルイス観光参事官