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2025.12.03

ウイングトラベル

★阪急交通社、年末年始の予約は前年比1割減

 最大9連休も物価上昇、円安継続で伸び悩み 

 

 阪急交通社は、12月27日から2026年1月5日出発の海外・国内旅行(募集型企画旅行)の予約状況をもとに、年末年始の旅行動向を発表した。それによると、予約状況は、国内・海外旅行ともに前年比10%減となった。年間を通じて見ると、国内・海外ともに順調に推移しているものの、国内の物価上昇や海外の円安・燃油高継続により、現役世代を中心に通常期に比べ需要に影響が出ていると分析している。
 同社の2025年度の販売動向を見ると海外旅行が16%増、国内旅行が1%増となっている。同社は、大型連休は「この時期しか休めない」という現役世代の需要が大きくなる傾向があるが、10月の消費者物価指数が前年から3%上昇するなど物価高の影響が否定できないとした。その結果、年末年始は9連休と日並びが良いものの、予約が伸び悩む結果となった。

 

※画像=年末年始の旅行は国内海外ともに前年比90%と低迷