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2025.12.01

ウイングトラベル

★10月の国内延べ宿泊者数は1.1%増6025万人泊

 日本人1.5%減4302万人泊、宿泊費高騰などで需要減退

 

 観光庁が発表した宿泊旅行統計調査によると、10月の日本国内における延べ宿泊者数(第1次速報値)は、前年同月比1.1%増の6025万人泊となった。外国人延べ宿泊者数は前年同月比8.5%増の1723万人泊となったが、日本人延べ宿泊者数は1.5%減となった。日本人の宿泊者数減少の要因として、観光庁は旅行需要全体に一服感が見られていることに加え、宿泊費の高騰も一因にあるのではないかと分析している。
 10月の客室稼働率を見ると、全体では前年同月比2.8ポイント増の67.4%となった。施設タイプ別に見ると、ビジネスホテルが1.8ポイント増の81.3%、シティホテルが4.0ポイント増の81.2%と8割を超える結果となり、非常に好調な稼働状況となった。このほか、リゾートホテルは3.0ポイント増の62.2%、旅館は2.6ポイント増の43.4%となった。ただ、簡易宿所については0.6ポイント減の31.6%にとどまった。

 

※グラフ=延べ宿泊者数の推移(観光庁宿泊旅行統計調査より)