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2019.02.13

ウイングトラベル

2018年の旅行収支2.3兆円の黒字、3割増

12月旅行黒字2038億円、15%増を維持

 財務省が発表した国際収支状況によると、2018年暦年の旅行収支は2兆3139億円の黒字となり、前年比5331億円増と史上最高を記録した。伸び率は29.9%増と前年の32.9%増を下回ったが、災害の影響を受けながらも3割の伸びを維持した。日本政府観光局(JNTO)によると、2018年の訪日外国人旅行者数は前年比8.7%増の3119万1900人、出国日本人数は6.0%増の1895万4000人。訪日外国人旅行者数は15年の47.1%増から16年21.8%増、17年19.3%増、18年8。7%増と鈍化した中で、旅行黒字幅の伸び率は3割を確保した。
 また、12月単月の旅行収支は2036億円の黒字を記録し、前年同月比14.6%増と前月に続き15%増の伸びを維持した。黒字幅が2000億円を超えたのは2月、4-7月、12月の6カ月で、自然災害の影響を受けた8-10月を11、12月で取り戻した。12月の訪日外国人旅行者数は4.4%増の263万1800人、出国日本人数は10.9%増の162万9300人だったが、旅行黒字は15%増の高い伸びを維持した。

 

※旅行収支の月別推移