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2021.04.02

WING

IATA、ウォルシュ新体制がスタート

ウォルシュ事務局長、「移動の自由取り戻すべく全力注ぐ」

 国際航空運送協会(IATA)の事務局長に、4月1日付でウィリー・ウォルシュ氏が就任した。ウォルシュ氏は前任の事務局長のアレクサンドル・ドゥ・ジュニアック氏からポストを引き継いだ。ウォルシュ氏は昨年11月に開催されたIATA年次総会で、第8代事務局長に選出されていた。長引くコロナ禍で世界の航空会社が財政的な苦境に陥り、各地でワクチン接種がスタートするものの、まだまだ回復には程遠く、新体制は発足当初から難しい舵取りを迫られる。ウォルシュ氏の目下の最大の課題は業界回復に向けて各国政府の協力を如何に取り付けていくかということ。そのためにもウォルシュ氏らIATA新体制の発信力が大きな鍵を握ることになりそうだ。
 ウォルシュ氏は就任に際して、「私はIATAが会員各社のために行っている重要な仕事、とくに目下の新型コロナ危機からの回復に向けて、熱い情熱を抱いている」とコメント。その上で、・・・

 

※写真=コロナ禍にあってIATAのウォルシュ新体制発足。業界回復に向け全力を注ぐ(提供:IATA)