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2021.01.29

WING

JAL、衣料品の綿由来国産バイオジェット燃料を定期便に

2月4日の羽田→福岡便に投入へ

 日本航空(JAL)は衣料品の綿を原料とした国産バイオジェット燃料を、来る2月4日の国内定期便の運航に初めて投入することを発表した。このバイオジェット燃料は、2月4日の羽田発福岡行き(JL319便、787-8型機)に搭載する。
 JALによれば、このバイオジェット年用は2018年〜2019年1月にかけて、全国から不要になった約25万着分の衣料品から製造されたもの。衣料品の綿からバイオジェット燃料化する技術を有するGreen Earth Instituteのほか、日本環境設計、地球環境産業技術研究機構をはじめ複数の国内企業の協力で、回収した衣料品の綿からバイオジェット燃料を製造した。
 昨年3月下旬には国内では初めてバイオジェットの国際規格であるASTM D7566 Annex5の適合検査に合格。6月中旬には既存のジェット燃料との混合が完了し、一般のジェット燃料として、商用フライトへの搭載を可能とした。
 JALは昨年、チャーターフライトを実施して、このバイオジェット燃料を活用することを検討。しかしながら、新型コロナウイルスの感染拡大でチャーターフライトの実施を見送っていた。
 JALによれば、・・・・・・・・・。

※写真=2月4日のフライトで使用する燃料のンプル(提供:JAL)