記事検索はこちらで→
2021.01.25

ウイングトラベル

★サービス連合、21年春闘1%以上の賃上げ要求

 冬季一時金、ツーリズムは平均0.21カ月と厳しく

 サービス・ツーリズム産業労働組合連合会(サービス連合)は1月20日に第20回中央委員会を開催。2021年の春季生活闘争方針を決定した。今年の春闘は賃金改善において、ベースアップ(ベア)に相当する「実質的賃金改善」で前年同様に1.0%の上積み実現を目指す方針とした。新型コロナウイルスの感染拡大でサービス・ツーリズム産業の経営環境が厳しい状況となっているが、同産業の維持に向けて将来に向けて一定環境で働くことができる環境を構築することを最優先とし、前年の要求水準を維持することとした。コロナ禍において産業によっては今春闘におけるベアの要求を見送る動きも見られている。そうした中でサービス連合の後藤常康会長は「賃金・人事制度は短期間で左右されるものではないと考える」と主張。経営側と粘り強く交渉していく方針だ。

 

 20年秋闘、コロナ禍で非常に厳しい結果に
 中期目標「35歳年収550万円」を堅持
 厳しい状況下で一体感を持って活動
 新型コロナ対策、引き続き特別委員会で対応
 6度目の緊急要請実施、給付金制度拡充求める

※写真=記者会見で今年の春闘の活動方針について説明するサービス連合の後藤常康会長