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2020.12.17

WING

菅総理、自衛隊幹部へ「国民守るリーダー」呼びかけ

自衛隊高級幹部会同、迅速な感染症対応求む

 菅義偉内閣総理大臣は12月16日の「第54回自衛隊高級幹部会同」で自衛隊幹部へ訓示を述べ、新型コロナウイルス感染症の脅威に立ち向かうため、いかなる時も「国民の命を守るために、自衛隊として何ができるか『一歩先を考え』、全力を尽くす、そして『問題を解決』する」ことに強く期待すると呼びかけた。全国的に感染拡大となっている、テレビモニターを通して菅総理が伝えたのは、自衛隊のリーダーたる心構え。日本国民の最後の砦として、難局を乗り越えるよう鼓舞した。
 菅総理は、防衛省・自衛隊があらゆる脅威に対して24時間・365日、切れ目なく対応し続けていることに「組織を率いる幹部諸官を誇りに思う」と述べると、自衛隊に対する国民の期待が極めて大きく、それに応えることが求められていると強調した。その上で米国統合参謀本部議長を務めたコリン・パウエル氏の言葉を引用して「リーダーたるもの、問題を解決しなければならない。問題を解決しない人は、リーダーではない」とし、さらに続けて「問題は、どこからともなく降ってくる。リーダーは、時として、手の付け方が分からないような問題でさえも対処しなければならない」と話した。

 

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※写真=第54回自衛隊高級幹部会同で訓示を述べる菅総理(首相官邸ホームページから)

 

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※写真=ミラー国防長官代行と電話会談する岸防相。米国をはじめ、各国との協力が重要だと述べた(提供:防衛省)