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2020.12.04

WING

YS-11公開プロジェクト、目標額の3000万円達成

12月23日に組立完了、来年1月22日に引き渡し予定

 国立科学博物館が保管しているYS-11量産初号機公開プロジェクトは、当初目標としていた3000万円の資金を集めることに成功したことを明らかにした。プロジェクトによれば、今後12月23日には組立作業を終了する予定で、来年1月22日には完成引き渡しを予定しており、来春にはテーマパーク「ザ・ヒロサワ・シティ」(茨城県筑西市)で一般公開を開始する計画だ。
 YS-11量産初号機は、日本機械学会の「機械遺産」、日本航空協会の「重要航空遺産」に認定されるなど、日本航空業界および産業界の歴史の1ページにその名を刻んだ。YS-11は試作2機を含む計182機を生産したが、国立科学博物館が保管する機体は1965年に旧運輸省航空局に納入され、1964年に初飛行した量産初号機(製造番号:2003)。羽田空港を拠点とし、国内全ての航空管制通信施設の機能を確認する飛行検査機として活躍し、1998年に引退するまでに累計2万時間以上飛行した。・・・

 

※写真=YS-11量産初号機の移設公開プロジェクトが目標としていた3000万円の資金調達に成功。まもなく組立作業が完成し、来春には「ザ・ヒロサワ・シティ」(茨城県筑西市)で一般公開へ