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2020.11.25

WING

米空軍高官、極超音速旅客機開発のHermeus訪問

「超音速機を将来高官輸送に活用したい」

 米空軍はこのほど、大統領・高官空輸総局のプログラム・エグゼクティブ・オフィサー(PEO)を務めるライアン・ブリットン准将が、極超音速旅客機を開発しているスタートアップ企業Hermeusを訪問し、同社が将来超音速旅客機のために開発しているマッハ5エンジンのデモンストレーションを視察したと発表した。
 大統領・高官空輸総局では、米国首脳部に高官用輸送手段を提供するために、商用超音速旅客機の復活に向けた空軍の取組みを主導している。今年8月には、統合デジタルモデルおよび将来航空機に主要サブシステムを組み込むための試験計画の開発について、同局は150億ドルの契約をHermeusと結んでいるところ。
 Hermeusはこの視察において、タービンベース複合サイクルエンジンのサブスケールエンジンを用いたデモンストレーションを展示している。・・・

 

※写真=極超音速旅客機を開発しているHermeusを訪問した大統領・高官空輸総局PEOのライアン・ブリットン准将(写真右)(提供:米空軍)

※写真=米空軍では将来の高官輸送に超音速機を活用しようと、商用超音速旅客機の復活に向け各種取り組みを実施している(提供:米空軍)