記事検索はこちらで→
2020.10.21

WING

今週も世界の座席供給量は減少、先週比2.2%減

2次感染拡大で新型コロナ40週目も歯止めかからず

 世界の航空会社における座席提供数は、今週もまた削減傾向にある。英国でフライトステータスなどのサービスを提供するOAGによれば、今週の提供座席数は5660万席となり、先週供給された5790万席からさらに約2.2%減少することを明かした。ちなみに昨年は同時期に1億1120万席が供給されており、依然として世界の座席供給量は昨年の半分ほどに留まっている状態だ。
 今年1月20日の週以降、新型コロナウイルスと航空業界の闘いは既に40週間にも及んでいる。しかしながら新型コロナウイルスは収束どころか爆発的な勢いで感染を広げており、とくに航空のメッカでもある欧米では新規感染者数に歯止めがかからない状態だ。・・・

 

※写真=世界の提供座席数の減少は続く。来週はさらに減少するのか。グラント氏は5500万席以下にまで落ち込む可能性を示唆するなど、感染爆発が続く市場を中心に今後の座席供給量の動向が注目されるところ(提供:OAG)

※グラフ=今年1月20日の週以降における世界の提供座席数推移(提供:OAG)