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2020.09.02

WING

プロドローン、新型ドローンを2機種開発

新たな地上ステーションも

 プロドローンは9月1日、4基のローターを搭載した「PD4-XA1」とシングルローター型ドローン「PDH-GS120」を開発することに成功したことを発表した。また、オリジナルのグラウンド・コントロール・ステーション「PD-GCS」も開発した。
 4基のローターを搭載した「PD4-XA1」は、鉄塔や橋梁などの点検業務や警備・監視業務において需要が高かった小型の前方カメラによるドローン上部の撮影を可能にした。さらに高性能コンパニオンコンピューターを標準搭載することで、グランド・コントロール・ステーション「PD-GCS」と併せて使用することで高度な自律制御を行うことができるようにした。
 加えて防振性能が高いジンバルに光学20倍カメラを機体前方に装備することにより、最大ズーム時でも画像のブレを抑止。被写体に合わせてカメラの角度を自由に変更できることにより、橋梁天井部などのこれまでドローンによる撮影が難しかったインフラの点検にも対応する。さらにアタッチメント式のユニットとすることで、2眼カメラジンバル(可視と赤外線)、LED、ブザーなど自在に付け替え可能とし、幅広いユースケースに対応した。
 その他、カメラのチルト操作にLEDも連動するため、夜間でも撮影が可能。有線給電装置を使用することより、長時間フライトが求められる定点観測や警備などでの現場でも運用できるという。

 

長距離物流や沿岸警備想定の4枚ローター機
10kg搭載で2時間飛行

 

地上ステーション、測量・災害現場でも活躍
最大6万5000以上のウェイポイント設定

 

※写真=4基のローターを搭載した「PD4-XA1」(提供:プロドローン)

※写真=シングルローターの「PDH-GS120」。長距離物流や沿岸監視に(提供:プロドローン)

※写真=オリジナル開発のグラウンド・コントロール・ステーション「PD-GCS」(提供:プロドローン)