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2020.06.05

ウイングトラベル

★クルーズ船のバイオセーフティ管理規格策定へ

 日本海事協会とJOPA、7月までの策定めざす

 日本海事協会は日本外航客船協会(JOPA)とともに、クルーズ船におけるバイオセーフティマネジメントシステムを確立するための検討を開始した。新型コロナウィルスの世界的流行により、クルーズ船事業をはじめ海事産業でも感染症対策への必要性が高まっており、JOPAは5月に「感染予防対策ガイドライン」を公表した。日本海事協会は各種マネジメントシステム認証で培ったノウハウを活用し、バイオセーフティマネジメントシステムの確立に向けて検討を開始した。
 JOPAと連携し、国内クルーズ船会社、学識経験者、医療専門家、旅行会社などから構成される検討会(委員長:梅田直哉大阪大学大学院教授)を設置し、初会合を5月26日に開催した。検討会では、クルーズ船における感染症拡大の防止を目的としたバイオセーフティマネジメントシステム規格の策定と、その対応の検討を行う。