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2018.06.15

ウイングトラベル

来年の欧州文化首都はマテーラとプロブディフ

JATAアウトバウンド促進協議会がセミナー

 JATA(日本旅行業協会)のアウトバウンド促進協議会(JOTC)は、第8回目の「プランナーのためのセミナー」を開催、旅行素材として力を入れる「欧州文化首都」を紹介した。欧州文化首都は、EU(欧州連合)が「文化の相互理解」を目的に、毎年加盟国の都市の中から2都市を「欧州文化首都」として制定しているもので、制定を受けた都市では、年間通じてさまざまなイベントが開催される。セミナーでは、2019年の欧州文化首都に制定されたイタリアのマテーラと、ブルガリアのプロブディフについての説明が行われた。
 セミナー冒頭、JATA海外旅行推進部の保坂明彦氏は、2017年にキプロスのパフォスが欧州文化首都に制定されたことで、キプロスへの旅行商品が大幅に増えた例を挙げ、「インターネットで簡単に旅行手配ができる今だからこそ、旅行会社には企画力を駆使した商品造成が求められている。欧州文化首都をフックに、ヨーロッパの商品造成をお願いしたい」と述べ、欧州文化首都を切り口とした旅行商品化を求めた。