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2020.02.20

ウイングトラベル

1月訪日旅行者1.1%減、4カ月連続のマイナス

韓国6割減、中国23%増も2月から激減必至

 日本政府観光局(JNTO)によると、1月の訪日外国人旅行者数は、前年同月比1.1%減の266万1000人と4カ月連続でマイナスとなった。韓国市場が59.4%減と、ほぼ6割減少したことが最大の要因。一方で、昨年2月の春節が今年は1月に前倒しされ、東アジア市場の一部、東南アジア市場などが二桁台の伸びを示し、とくに香港、マレーシア、フィリピン、ベトナムは40%を超える大幅な伸びを記録した。
 市場別では、豪州で単月で過去最高を記録したほか、韓国、ドイツを除く中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、米国、カナダ、英国、フランス、イタリア、ロシア、スペインで1月単月の過去最高を記録した。
 2月は中国市場を中心に新型コロナウイルス感染症の旅行需要への大幅な影響が必至の中で、JNTOでは市場動向を分析して訪日旅行プロモーションに取り組むとしている。

 

 旧正月前倒しで香港4割増、台湾2割増、
 マレーシア・フィリピン・ベトナム4割以上増
 豪州、単月過去最高、米・カナダも好調
 英国二桁増、ロシア3割増、ドイツのみ減少

※表=1月の訪日外客数の市場別推移(JNTO推計)