記事検索はこちらで→
2019.12.13

ウイングトラベル

JATA景気動向調査、海外・国内旅行さらに低下

6カ月後に回復見通し、訪日は年明けから低迷

 日本旅行業協会(JATA)は、2019年12月期(10-12月)の景気動向指数DI値による旅行市場動向調査をまとめた。それによると、9月期(7-9月)と比べて、海外旅行は-15からさらに4ポイント低下して-19、国内旅行は7ポイント低下して-11、訪日旅行は2ポイント上昇して+4となり、海外・国内旅行の景況感は低下する一方で、訪日旅行は上昇した。海外・国内旅行は6カ月後に回復に転じ、訪日旅行はラグビーW杯の閉幕で、3ヶ月後からマイナスに転じる見通しだ。
 海外旅行を方面別に見ると、全ての方面でマイナスで、とくに韓国は引き続きマイナスで-81まで悪化した。アジアは-4で今年度初めてのマイナスで、香港情勢の悪化がアジア全体に影響したと見られる。9月期にプラスだったハワイ、、アジアもマイナスに転じた。

 

 国内旅行、自然災害と消費増税が影響
 団体は低下傾向、個人シニアもマイナスに
 訪日旅行、12月期まではラグビーW杯効果
 来年3月期から韓国・香港情勢で一挙に低下

※JATA旅行市場景気動向指数・海外旅行需要動向