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2018.06.01

ウイングトラベル

日台交流700万人時代に、官民トップ参集

台中で日台観光サミット開幕、歓迎晩餐会

 「2018日台観光サミットin台中」の歓迎晩餐会が5月31日に台中市内で盛大に開催され、日台双方の観光当局や地方自治体、民間企業のトップらが多数参集し、日台双方向交流700万人の大台達成への期待感が示された。好調が続く訪日需要に加えて、日本人の訪台旅行需要については今年こそ踊り場を抜け出し、200万人に到達することへの期待が示された。また、会場となった台中市は、今年11月3日から来年4月24日まで「台中フローラ世界博覧会」が開催されるほか、チャイナ エアライングループのマンダリン航空が6月14日より成田-台中路線にデイリーで就航することから、台中への旅行者誘致をさらに加速させたい考えだ。

 林台中市長、サミットとフローラ博で交流加速
 成田-台中路線の就航歓迎、台中来訪呼びかけ

 主催者を代表して挨拶した林佳龍台中市市長は、「11回目の日台観光サミットを主催できることを大変光栄に思う。昨年四国のサミットで会った多くの友人たちと台中で再会することができ、大変嬉しい」と挨拶した。
 会場には、本保芳明観光庁参与、山口範雄日本観光振興協会会長をはじめ、昨年の開催地から中村時広愛媛県知事、西原義一香川県副知事が訪台して出席したほか、来年の開催候補地の石井隆一富山県知事も参加するなど、自治体のトップが多数参加し、日台間の観光交流が全国に広がっていることを実感させた。
 また、坂巻伸昭日本旅行業協会(JATA)副会長・東武トップツアーズ社長、堀坂明弘日本旅行社長、古木康太郎グローバルユースビューロー会長、二宮秀生日本航空常務執行役員旅客販売統括本部長をはじめ、民間からもトップらが多数参加し、台湾市場への多方面からの期待感の高さを証明した。
 林台中市市長は、「日台観光交流を大変重要視しており、この3年間で日本の7県と姉妹都市を結んだ。今年は日台サミット、フローラ博を通じて交流がさらに深まるものと確信している」と話した。さらに、6月14日から台中-成田間に直行便が就航することを歓迎し、「私も初便で日本へ行きたいと考えている」として、首都圏と台中を結ぶ新路線に大きな期待感を示した。

 

※写真=林佳龍台中市市長