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2019.10.21

WING

河野防相、17日時点で台風被害に即自82人が参加

隊員4940人が各地で生活支援、予備自招集必要

 河野太郎防衛大臣は10月18日の閣議後会見で、台風19号被害の自衛隊活動状況について、17日には自衛隊員230人と航空機30機によって人命救助活動を実施し、即応予備自衛官82人を含む4940人の隊員が生活支援などを行ったことを説明した。特に、災害廃棄物に関する活動は、福島県を加えた岩手県、福島県、宮城県、栃木県で、1500~1600人で災害廃棄物の除去を実施しているとのこと。今後の活動の中心は、捜索救助から生活支援、災害廃棄物の除去に移ることになるとして、18日中には施設部隊700人の展開が完了し、重機、大型車両約90両が展開するとした。
 河野大臣は、この災害で即応予備自衛官のみならず、予備自衛官の招集命令を出したことについて、今回は「堤防の決壊、あるいは、浸水地域の面積が非常に大きいということが特徴だ」と述べた。これは、その後の生活支援、災害廃棄物の除去に多くの時間を要することが予測されるため、即応予備自衛官並びに予備自衛官も加わる必要があったとのこと。