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2019.09.18

ウイングトラベル

アジアと欧米訪日旅行消費動向に違い

消費指数、アジア低迷、欧米は上昇基調

 経済産業省が実施した「訪日外国人消費指数(TCI)」からみた2018年の訪日消費動向によると、アジアと欧米では、訪日旅行指数に大きな違いがあることが分かった。アジアからの訪日消費指数は低迷し、欧米からの訪日旅行指数は安定した上昇基調が続いている。
 訪日外国人消費指数(TCI)は、訪日外国人の消費金額を、消費者物価指数を用いて実質指数化したもの。アジアは韓国、台湾、中国、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インド、欧米は英国、ドイツ、フランス、ロシア、米国、カナダを調査対象とした。
 2018年の訪日外国人全体の指数は、季調済指数値で382.5、前年比9.1%増と7年連続の上昇。地域別では、アジアの指数値は448.7、前年比6.8%増、欧米の指数値は250.0、前期比16.1増%とともに7年連続で上昇した。