2019.08.09

WING

ロッキード、F-35の追跡データを陸軍防空指揮システムに伝達成功

陸軍、空軍共同のオレンジフラッグ評価演習でリアルデータで実証

 ロッキード・マーティンは8月6日(米テキサス時間)、同社と米陸軍統合航空ミサイル防衛(AIAMD)プロジェクト室、空軍がオレンジフラッグ評価演習19-2において、F-35戦闘機の目標追跡データを、陸軍のノースロップ・グラマン製「IAMD(Integrated Air and Missile Defense)弾道ミサイル指揮システム(IBCS)」に伝達・統合することに初めて成功したと発表した。
 テキサス州フォートブリス基地およびカリフォルニア州パームデールで実施されたオレンジフラッグ演習では、F-35のライブデータを、F-35地上ステーション、F-35-IBCS適合キット経由でIBCSに送信した。これら2種類の中継・連接システムはいずれもロッキードが開発したもので、IBCSは火器管制レベルの複合追尾信号を演習間に受信し、作戦を開発することができたという。
 F-35は高い位置に配備されたセンサとして力を貸し、この能力はマルチドメイン作戦と脅威の探知を可能にし、地上配備センサの限界を補完できる。F-35をセンサとして使うことについて、陸軍のIAMD(統合防空ミサイル防衛)計画の可能性を拡大し、多様なプラットフォームからのセンサデータを収集するため、そして将来の陸軍のIAMD部隊のための別のビルディング・ブロック(構成要素)とするため、更に実証していくとしている。

 

海軍とは既にF-35とイージスの連接を実証

 

※写真=陸軍のAIAMDと連接し、情報を提供した米空軍のF-35A(同型機)(提供:ロッキード・マーティン)

※写真=初号機が今年納入され米陸軍のIBCS。車両後部のシェルターに納められている(提供:ノースロップ・グラマン)