岩屋防相、北のミサイル「甚だ遺憾」

　岩屋毅防衛大臣は、北朝鮮による一連の飛翔体発射について、2日の会見で「甚だ遺憾」だと述べた。防衛省では防衛大綱・中期防によって、あらゆる経空脅威から国土を防衛する「総合ミサイル防空」能力の強化を進めると説明して、さらに警戒監視態勢を万全にしたいとした。
　防衛省は、北朝鮮が発射した飛翔体について現在分析を進めているところ。飛翔体の弾種、発射数、飛翔距離、航跡などの詳細について、総合的・専門的な分析を行う必要があるとして、情報の収集・分析を急ぐ。7月25日に発射したものは、すでに短距離弾道ミサイルだったことが分かっている。7月31日発射の飛翔体は、北朝鮮側から金正恩委員長指導のもと「新型大口径操縦放射砲」の試験射撃を行ったと発表があった。一方、韓国側は、5月から続く一連のミサイルは、多連装ロケットによる発射との見方を示す。