2019.05.15

WING

NAA決算、国際線好調で収益・利益面で過去最高に

空港使用料・施設使用料増収、店舗販売も堅調

 成田国際空港会社(NAA)は、2019年3月期(2018年4月1日~2019年3月31日)連結決算を発表した。成田空港では韓国線や台湾線を中心とした新規・増便によって航空機発着数および航空旅客数が増加したため、営業収益が前期比8%増の2497億円となった。利益面では、営業利益が19.7%増の558億円、経常利益が24%増の536億円で、当期純利益が0.4%減の357億円だった。営業収益、営業利益、経常利益は、いずれも民営化以降最高の実績で、業績が堅調に推移した。
 NAAの夏目誠社長は5月14日の会見で、収益・利益ともに民営化以降最高となった要因について、国際線を中心に航空機発着数が増加したことで、空港使用料収入が増加したと述べた。さらに旺盛な訪日需要を背景に、外国人旅客を中心とした国際線旅客の増加で旅客施設使用料収入も増収。加えて、物販・飲食収入、構内営業料収入が国際線旅客の増加や、前年度下期に開業した新店の効果などによって増収となったと説明した。また、過去最高で前期を上回った収益・利益の中で、純利益は前期をわずかに下回るかたちとなった。これは、前期に特別利益として厚生年金基金の代行返上益を計上した特殊要因があるためだとして、「これを除けば実質的な増益となる」と説明した。

 

非航空系売上げ2ポ増の58%、到着時免税好調
19年度は航空系43対非航空系57、店舗改装など影響

 

長期債務減少3820億円、自己資本比率43.5%
計画未達の発着は米国線影響、店舗売上は健闘

 

空港運営事業は3.7%増収も給油施設使用減
リテール事業増収増益、新規店舗効果など

 

20年3月期予想は増収減益、施設整備など費用増で
オリパラ対応、人件費、機能強化関連で約60億円増

 

※写真=会見を行うNAAの夏目誠社長