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2019.04.17

ウイングトラベル

中長距離LCC「ZIPAIR」が直面する課題

西田社長、激戦路線に自信、訪日客を取込み

 機体外装と制服を発表した日本航空(JAL)傘下の中長距離LCC「ZIPAIR」は、2020年に成田−バンコク線を皮切りに、ソウル線の就航に向けて準備を進めている。最後発の同社が先行するFSC、LCCとの競争を勝ち抜くことができるか、大きな注目を集めている。
 ZIPAIRの西田真吾社長はバンコク線、ソウル線が厳しい競争路線であることを認めつつ、同社独自の市場調査を通じて、「両路線ともに成長することが見極められた。我々が参入しても、生き残ることができる」と、激しい競争に勝ち抜けることにに自信をみせる。
 西田社長は「我々にとって大事なことは、日本のお客様はもちろん、海外からのインバウンド客だ。インバウンド客に少しでも多くお乗り頂き、政府が掲げる4000万人、6000万人という目標の一翼を担っていきたい」とし、インバウンド客の日本への送客が「そもそもの我々の存在意義」だと強調した。

 

 訪日客狙うも海外現地の認知度が課題
 日系航空会社が手を引いたソウル線の勝算
 運賃競争するが利益はカスタマージャーニーで

 

※写真=ZIPAIR西田社長