記事検索はこちらで→
2019.04.09

ウイングトラベル

ポーランド政観、若年層と新たな観光資源訴求

直行便デイリー化で追い風、訪問客数上積みへ
 
 ポーランド政府観光局は4月8日に都内で旅行会社向けセミナーを開催した。セミナーではこのほど新たに同観光局の東京支局長に就任したフィエドロヴィチ・トマシュ氏が日本市場向けのプロモーション施策について説明した。トマシュ支局長は諸外国からポーランドの観光に対する関心が高まっていることを強調した上で、日本市場についても伸びしろがあると指摘。そうした中で、若年層のポーランド訪問を促進するプロモーションを強化していくとともに、日本人に人気がある音楽家のショパン関連の観光素材や世界遺産を組み合わせた新たな観光ルートを訴求していく。さらに、3月からLOTポーランド航空が成田−ワルシャワ線を週5便から週7便に増便したことも追い風になるとし、現在6万人台前半となっている日本人訪問客数のさらなる上積みにつなげていく方針を示した。
 トマシュ支局長は「2017年にポーランドに2日以上滞在した外国人訪問客数は約1830万人となった。さらに、英国のロンリープラネット誌から世界トップ20のデスティネーションとして選出されたほか、諸外国の旅行博においても今後注目されるデスティネーションとしてポーランドが紹介されるなど、外国の旅行者からの関心が高まっている」と強調した。
 日本市場については、2017年が6万8370人であったのに対し、18年は6万3690人と7%程度減少する結果となった。これについては「あくまで、ホテルに登録された日本人観光客数であり、FITやオーダーメイド型の旅行でポーランドを訪問する日本人旅行者も増えており、実際はもう少し多いかもしれない」とトマシュ支局長は指摘する。

 

 国交樹立100周年契機にプロモーション強化
 LOTポーランド航空、使用機材も大型化
 若年層開拓へ教育旅行需要を開拓へ
 治安の良さと豊富な歴史・文化資源をアピール

 

※写真=日本マーケットでのプロモーション展開について紹介するポーランド政府観光局のフィエドロヴィチ・トマシュ東京支局長

 

※写真=セミナーの模様