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2019.04.02

WING

ANA入社式、過去最大の約3500名が航空業界に

片野坂社長、令和発表に「新時代を予感する字」
 
 2019年度がスタートした4月1日、羽田空港にある全日空(ANA)の格納庫に、今年もフレッシュな顔が集まって、グループ合同入社式が開催された。今年の新入社員数はグループ35社をあわせて3463名。男性が853名、女性が2610名となり、平成最後、令和元年の入社式となった今回の入社式は、ANA史上過去最大となった。なお、式典終了後には5月1日からスタートする新元号「令和」が会場前面に設置した大型スクリーンで新入社員たちに知らされると、会場からは拍手が沸き起こった。
 ちなみに式典後の取材でANAホールディングスの片野坂真哉社長は新元号「令和」について、「新時代を予感させる字ということが印象」とコメント。さらに「国際秩序と世界平和を願っていく。そのような時代にふさわしい年号だと感じた」との印象を受けたことを明かした。その令和元年入社の新入社員たちに対しては、航空業界は間違いなく平和産業。この年号にふさわしく、しっかりと規則を守って欲しい。(令和は)新入社員たちにとって、社会人として生きていく上で大きな励みになる年号ではないか」と話した。

 

「安全こそ全て」を3度唱和
新入社員の胸に「安全」を刻む

 

 今年度の入社式で片片野坂社長は例年以上に「安全」の重要性を新入社員たちに強く訴えた。片野坂社長は社長に就任以降、毎年、新入社員の晴れの舞台にあって、過去にANAグループで発生した航空事故の話しをしてきた。しかし、今年の入社式では航空事故のみならず、社会人としての酒やSNSとの付き合い方に触れるなど、例年以上に深掘り。その上で、「ANAグループにおいて、安全が全て」と、あらためて安全運航こそがANAグループの根幹であることを強調した。
 さらに、壇上に上がったグループ役員や先輩社員、そして新入社員たちと共に、「安全こそ全て」と3度唱和して、新入社員の心の奥底にまで、「安全こそ全て」というフレーズをしっかりと刻み込んだ。

 

ANA AVATOR登場で海外支店の新人参加

 

※写真=平成最後、そして令和元年入社となった新入社員たち。タオルを掲げて「2019」の文字と滑走路を描いた

※写真=入社式で「安全こそ全て」であることを繰り返し強調したANAホールディングスの片野坂社長

※写真=過去最大の約3500名もの新入社員がグループに入社した。新元号「令和」が表示されると会場から拍手が沸き起こった

※写真=新入社員の決意を表明する田中裕貴さん

※写真=コミュニケーションAVATARを使ってホノルル支店、シドニー支店と式典会場を結んだ