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2019.03.12

WING

川崎重工、KJ100ターボジェットを開発

高速無人機用に防衛省、JAXAに機体とも提案

 川崎重工が昨年11月の東京国際航空宇宙展2018で公表したKJ100ターボジェットエンジンは、国産初の推力400kgf級無人機用エンジンとして注目された。KJ100は、無人標的機用エンジンとして航空自衛隊、陸上自衛隊に採用されているKJ14ターボジェットエンジンに続く推力向上型に位置づけられる。今回、このKJ100の開発リーダーを務める大桑達也(おおくわたつや)防衛エンジン技術部防衛エンジン設計課担当課長に開発経緯、目標、開発状況などをインタビューする機会を得た。
 大桑氏は、入社後にライセンス生産のエンジンに携わる中で、ユーザーとライセンサーの間にあってもどかしい思いを感ずることもあり、「自分で作ったものを自分で売りたいと思っていた」という。自社開発エンジン着手の機会に真っ先に参加したいと手を挙げ、KJ100の開発を進めて来たという。
 更に大桑氏は「技術者が作りたくて作ったのではなく、ユーザーに是非使ってもらえるようニーズを考えて、機体部門と一緒になって作り込みをしてきた。見える形で提案していきたい」と述べる。研究試作でなく製品を目指した自主開発ということだ。

 

同軸ジェネレーターも同時開発
将来無人機の大電力化を見込んで

 

自社開発で運用知見の蓄積図る
実用化目標にユーザー需要に先行投入

 

今後、ターボファンも目指す

 

※写真=大桑達也・防衛エンジン設計課担当課長

※写真=KJ100ターボジェットエンジン(提供:川崎重工)